現在、自転車のフレームとフォークに使用されている素材は以下の通り。
1. クローム・モリブデン鋼(通称クロモリ、要は鉄)
2. アルミニウム
3. チタン
4. カーボン

「重量」・「溶接のし易さ」・「値段」・「完成車」の4つの観点から各素材を比較。
クロモリ
アルミニウム
チタン
カーボン
重量
重い
軽い
超軽い
超軽い
溶接のし易さ
簡単
難しい
難しい
不可能
値段
安価
安価
高価
高価
完成車の割合
希少
多い
希少
多い

現在では、クロモリよりもアルミニウムが主流となっているので、クロモリの完成車を購入するのは難しい。
市販はされているが(SURLYなど)、入手できない場合はオーダー・メイドによって造るしかない。
また、クロモリは重いと言うイメージがあるが、これは昔の考えで、現在の技術はアルミニウムに匹敵する重さにする事が可能。

クロモリは自動車工場で溶接ができるけれど、アルミニウムやチタンは専用の機械が無いと溶接できない。
カーボンに至っては、壊れた場合は修理が不可能なので、旅には向かない。

ただ、実際にはアルミニウムでもクロモリでも「フレームが壊れた」と言う事は、あまり聞いた事がない。

【 結論 】
上記4つの観点をどれに重点を置くかで選択が決まる。

長期ツーリングの場合は、「如何にトラブル時に対応できるか」と言う考えが第一に挙げられる。
そう考えると、フレームやフォークが壊れたり、曲がったりした時の事を考えると、溶接が簡単なクロモリがベスト。
ちなみに、アルミニウムの自転車でも旅をしている人は居るけど、チタンやカーボン素材で旅をする人はゼロ。

*

【 友人の体験談 】
アルゼンチンで会ったイギリス人サイクリスト。

彼のフレームの素材は、クロモリ。
ダウン・チューブ(トップ・チューブに近い部分)にひびが入った。
近くの街にある車工場で溶接したとの事。

【 友人の体験談 】
グアテマラで会った日本人サイクリスト。

メキシコのバハ・カリフォルニアで、フレームが破損(場所は不明)。
彼のフレームの素材はアルミニウムだったけど、小さな村にも関わらず、溶接機械があって溶接してもらった。
彼曰く、「溶接機械があったのは、運が良かった」との事。

【 自分の体験談 】
ダウン・チューブ下にあるネジ台座が錆びて取れてしまった。
しかし、自転車屋に持っていったら、簡単に溶接してくれた。
その後、一度も壊れた事は無い。