■パナマ→コロンビア
入国時期
2003年5月10日
場所
カルタへナ国際空港
パナマ側
パナマ・シティ
コロンビア側
カルタヘナ

パナマ〜コロンビアの国境には陸路と空路がある。

【陸路の場合
パナマとコロンビア国境地域はダリエンギャップと呼ばれ、両国の間には道路は存在しない。
パンアメリカン・ハイウェイはパナマのヤビサで一旦、途切れた後、コロンビアの内陸から再び道が始まる。
その間は道路が無いので、ジャングルの中をひたすら歩いたり、時には川渡りもあって、距離にして約300kmぐらいとか。

これだけなら行けそうな気がするが、この地域のコロンビア側はゲリラの潜伏地帯の為、危険はかなり大。
しかし、徒歩や自転車、バイクで越えている強者もいて、彼らは途中の村でガイドを雇って、通過するとか。
出入国については不明。

パナマとコロンビア両国で道路建設の合意はされているが、パナマ側はダリエン国立公園に指定されており、固有種が豊富。
その為、道路を造る事によって、コロンビアから違う種が入る事による生態系の変化が問題となっている。
また、コロンビアの麻薬組織の入国などの問題もあり、パナマ側が渋っているとの事。

【空路の場合
コロンビアへの空路入国の場合は、規定では往復チケットを持参していないと入国は不可能と言われている。

入国の際の荷物検査もかなり厳しい。
自分の場合は、パナマ・シティ発サンアンドレス諸島経由のカルタヘナ着の片道チケットで入国出来た。
サンアンドレス諸島はコロンビア領なので、ここで入国審査を行うが、チケットを調べることも無く、30日の滞在許可をゲット。

すぐに飛行機に乗り、カルタヘナへ。
カルタヘナでは入国審査は無く、荷物チェックのみ。
ライフルを持った軍隊がたくさんいたが、それとは裏腹に簡単な入国だった。

当時はパナマ・シティ発ボゴタ行きの片道チケットで、かなりの日本人旅行者が入国していた。
皆、問題は無かったが、ボゴタでの入国審査は厳しかったとの事。
ただ1人、ボゴタ行きの片道チケットで入国できずに、パナマ・シティに追いされたらしい。

ちなみに滞在日数は、各州の州都で延長が可能。

■コロンビア→エクアドル
入国時期
2003年6月5日
場所
パン・アメリカン・ハイウェイ
コロンビア側
街なし(最寄はイピアレス)
エクアドル側
街なし(最寄はトゥルカン)

イピアレスから数キロ走って国境に到着し、出国管理事務所は、向かって右側の建物。
窓口は建物の外にあるので、自転車は目の入る範囲に止める事が可能。
滞在期間をチェックして、出国印を貰う。

橋を渡って、エクアドルの入国管理事務所へ行き、右側に大きな旗が立っている奥の建物で手続きを行う。
窓口は建物の中にあるので、自転車は外に置く事になり、ちょっと死角になるので要注意。
一応、警官がたくさんいるので、安心といえば安心。

入国カードに必要事項を記入して、30日の滞在日数が貰える。
90日を貰った人もいるが、大体の人が30日。
各州の州都で延長が可能。

入国の際の身体検査も無く、非常に簡単だけど、窓口にはペンが無いので、持参する事。

【バックパッカーTさんの体験談】
エクアドル入国の際、バックパックの中から身体検査までされて、かなり厳しかったとの事。
この時、腰に巻いていたマネー・ベルトまで見つかり、現金をチェックされた。
そして、100ドル紙幣が偽札だ言われ、1枚没収されたらしい。

それが本当に偽札かどうかは不明。


■エクアドル→ペルー
入国時期
2003年7月30日
場所
パン・アメリカン・ハイウェイ
エクアドル側
ワキジャス
ペルー側
街なし(最寄はアグア・ベルデ)

エクアドルのマチャラを出発し、約80kmで国境の町ワキジャスに到着。

ワキジャスの標識が現れて街中に入る前に、エクアドルの出国管理事務所が向かって左側にある。
出国手続きは出国スタンプを押すだけで、とても簡単。
窓口は建物の中だが、建物が小さいので自転車には目が届く。

そして、ワキジャスの町はひたすら直進。
両側に出店がたくさんあり、人も多いのでスリには注意。
そこを抜け、橋を渡るとペルーへ。

この辺りにカンビオ(両替商)がいるので両替してもOK。
偽札を掴まされない様に注意。
別項の「偽札の見分け方」を参照。

そして、ペルー側の街アグアベルデに到着。

出入国管理事務所は街外れにあるため、しばらく走る必要がある。
数キロ走ると、向かって左側にペルーの入国管理事務所が現れる。
ツーリストカードに必要事項を記入して提出し、ここも入国スタンプを押すのみで、90日の滞在日数をゲット。

窓口は建物の中だが、建物の中に自転車を入れる事が出来る。

■ぺルー→ボリビア
入国時期
2005年8月22日
場所
国道2号線
ペルー側
街なし(最寄はユングーヨ)
ボリビア側
街なし(最寄はコパカバーナ)

ユングーヨの街から国境までは約3kmあり、緩い坂を登っていき、向かって左手にペルーの入国管理事務所が有る。
手続きは建物の中で行うため、自転車から離れる事になるが、人は少ないので盗難の心配は無さそう。
入国管理事務所の向かいが警察なので、安全と言えば安全。

出国スタンプを押すだけの簡単手続き。

そこから500mぐらい走ると、石の門があってそこが国境で、アーチの下には「ペルー/ボリビア」の国境の印がある。
その門から向かって左にボリビアの入国管理事務所がある。
建物の中で手続きを行うが、入口が近いので自転車を横付けできる。

入国カードに必要事項を記入して、パスポートのコピーを添付。
コピーが無い場合は入国管理事務所の向かいの店で可能。
基本的に滞在期間は30日で90日貰えた人もいる。

向かいの店で、簡単な食糧は買う事ができる。
入国管理事務所からチチカカ湖畔を約8km走って、コパカバーナに到着。
ここではメルカド(市場)でトル−チャ(鱒)を食べる事。

【 ペルーからボリビアへ入国する際の注意点 】
ペルーからボリビアへ入国する場合、2つのルートがある。
1. ペルーのプーノからチチカカ湖畔の街ユングーヨを経由して、ボリビアの街コパカバーナへ行くルート(上記ルート)
2. ペルーとボリビアのデサグアデーロという街を経由するルート

前者はボリビアの首都ラ・パスへの距離は長く、途中にチチカカ湖の海峡渡りがあるので時間が掛かる。
後者はラ・パスまでの距離が短く、全て陸続きなので、短時間で到着する事が出来る。

後者のルートは、ペルー側の警察が日本人を見ると荷物チェックと称して、建物の中へ呼び込み、数人で荷物検査をする。
その隙に貴重品やカメラなどを盗むという手口が流行っている。
2005年当時、ボリビアの日本大使館からもこのルートを通るなとの警告がでたほど。

景色に関しても前者の方が綺麗でオススメ。
コパカバーナのメルカド(市場)で大きなトルーチャ(鱒)のフライを食べる事が出来る。
またこの街から太陽の島や月の島へ行く事が出来る。

そのため、ペルーのプーノからボリビアのラ・パスへ行く場合は、必ずコパカバーナ経由で行く事。

■ボリビア→チリ
入国時期
2005年10月25日
場所
ヒト・カホン(宝石の道)
ボリビア側
街なし(最寄はラグナ・ベルデの集落)
チリ側
街なし(最寄はサンペドロ・デ・アタカマ)

ボリビア南部のエデゥアルド・アバロア国立自然保護区を走ってチリへ抜けるハードなルート。
標高4,300mのラグナ・ベルデの村を出発して、緩く登りが続き、標高4,500mに入国管理事務所の建物がある。
出国手続きは建物の中で行うが、建物に横付けできるので安全。

滞在期間1日オーバーにつき、10ボリビアーノを支払う。
自分は2日オーバーしていたけど、「自転車だから遅れてしまった」と言ったら、免除してくれた。
免除されるかどうかは運次第。

事前にウユニの街にある入国管理事務所で、出国手続きをする必要があり、15ボリビアーノ(約200円)の費用が掛かる。
日付の無いスタンプを押してもらうので、国境で出国した日付を記入してもらう。
場所は、ウユニの街のインフォメーション・センターで確認。

しかし、この作業が本当に必要かどうかは不明だけど、一応手続きはしておいた方がベターかも。

入国管理事務所から未舗装路を約10kmぐらい走ると舗装路に出て、ここからサンペドロ・デ・アタカマまでは標高差2,000mのダウンヒル。
アタカマの入口に入国管理事務所があり、窓口は外にあるので自転車から離れる必要無し。
検疫チェックシートと入国カードに必要事項を記入して、90日の滞在期間と入国スタンプを貰う。

その後、検疫チェックシートに記入した後、建物の中へ自転車を運び、荷物検査を行う。
チリへは野菜、果物、肉などは持ち運ぶ事が出来ない。
自転車の場合は、口頭のみで荷物は実際にチェックはされないと言うが、実際にそうだった。

■チリ→アルゼンチン
入国時期
2005年11月2日
場所
シコ峠
チリ側
街なし(最寄はソカイレの村)
アルゼンチン側
街なし(最寄はオラカパトの村)

チリの出国続きはサンペドロ・デ・アタカマで行う事。
ソカイレから約170km地点辺りに、国境警備隊の詰所があるので、そこで出国手続きもできるという噂もある。
ソカイレまでは舗装路(2005年11月当時)で、ソカイレから未舗装路になる。

国境のシコ峠には何も無い。
シコ峠から12km走って、アルゼンチンの入国管理事務所に到着。
周囲には人は皆無なので安全。

入国カードを書く必要が無く、90日の滞在期間と入国スタンプをもらうだけ。
ここで水を貰う事が出来る。

ここから60km先にオラカパトの村には店と宿がある。


■アルゼンチン→チリ
入国時期
2005年12月12日
場所
リベルタドーレス峠
アルゼンチン側
街なし(最寄はラス・クエバスの集落)
チリ側
街なし(最寄はロス・アンデス)

国道7号線の標高3,200mの峠越え。
峠にはトンネルがあるので、走行は不可能。
標高3,100mのラス・クエバスの集落を過ぎ、500mぐらい走る。

トンネル手前で軍隊による検問有り。
ここで、トンネルの反対側に待機しているトラックを呼んでくれる。
荷台に自転車を積まれ、3km先のトンネル出口まで運ばれるが、料金は無料。

トンネルを越えて、自転車を降ろしてダウンヒル。
そして、チリ及びアルゼンチンの入国管理事務所に到着して、ここで両国の出入国手続きを行う。
建物の中での手続きであるけれど、窓から自転車が見えるので安全。

アルゼンチン側は、出国スタンプを押してもらうだけの簡単手続き。
そして、チリの入国カード及び検疫チェック・カードを記入して、滞在期間90日間と入国スタンプをもらう。
この時、自転車で旅している事を告げ、その後、窓口裏にある部屋で、自転車の通行許可証らしきものをもらう。

建物から出る時に、さっき貰った通行許可証及びパスポートを見せる。
荷物チェックは、口頭質問のみ。
チリへは野菜、果物、肉などの持込は禁止。

■チリ→アルゼンチン
入国時期
2006年2月6日
場所
マヌイル・マラル峠
チリ側
街なし(最寄はクラレウエの村)
アルゼンチン側
街なし(最寄はフニン・デ・ロス・アンデス)

ビジャリカ国立公園(チリ側)とラニン国立公園(アルゼンチン側)を通る景色の良い国境越え。

クラレウエから道は未舗装路になり、路面状況はコルゲーションと砂が、やや多く、坂は激坂のオンパレードで、かなりハード。
途中、プエスコのキャンプ場を過ぎ、九十九折れの坂道を走る。
左手に湖が見えた辺りから、右手にラニン(標高3,776m)が顔を出す。

チリの入国管理事務所では、滞在日数をチェックして、出国スタンプを貰う。
建物がガラス張りなので、建物の中に居ても自転車が見えるので安全。
観光客しかいないので、盗まれる心配は無い。

数km走るとアルゼンチンの入国管理事務所に到着。
入国カードに記入して、滞在日数90日を貰う。
手続きは建物の中で行うため、自転車から離れる事になる。

ここから10kmは未舗装路だけど、ラニンの眺めが素晴らしい。
その後、フニン・デ・ロス・アンデスまでは舗装路になっている。
道中、食糧の補給は不可能だが、水は入国管理事務所でも貰える事が出来る。

■アルゼンチン→チリ
入国時期
2006年2月9日
場所
カルデナル・サモーレ峠
アルゼンチン側
街なし(最寄はビジャ・アンゴストゥラ)
チリ側
街なし(最寄はエントレ・ラゴス)

国道231号線の国境越え。
このルートは、アルゼンチンのバリローチェからチリのオソルノへ抜ける景色が綺麗で有名。
しかし、道路脇は高い樹林帯になっているので、見渡すことが出来ず、それほど景色は良くなかった。

自転車の場合は、サン・マルティン・デ・ロス・アンデスからラゴ・エスペホまでの「ルタ・シエテ・ラゴス」を走るサイクリストが多い。
その後、バリローチェへ行くか、チリのオソルノへ行くか、2つに分かれる。
自分は後者を選択。

234号線と231号線の分岐から激しいアップダウンをクリアして、約15km?先のアルゼンチンの入国管理事務所に到着。
建物の中での手続きのため、自転車から離れる事になり、中から外を見る事が出来ないので、注意が必要。
滞在日数のチェックをして、出国スタンプをもらう。

その後、標高1,321mのカルデナル・サモーレ峠までは登り。
峠からは幾つかのアップダウンをクリアして、チリの入国管理事務所に到着。
入国カードに記入して、入国スタンプを貰い、その後、検疫チェックカードに記入。

そして、荷物チェック。
自分は口頭で答えただけで、荷物は見せなかった。
建物の中での手続きとなるけれど、窓ガラスが大きいので、中から外が見えるので安全。

12月〜3月まではチリとアルゼンチンの夏休みシーズンなので観光客が多い。
一般車、バスなどが到着すると、手続きに時間がかかる。
その後、エントレ・ラゴスまでは下りが基本だけど、幾つかシビれる登りがある。

■チリ→アルゼンチン
入国時期
2006年2月25日
場所
州道43号線
チリ側
チレ・チコ
アルゼンチン側
ロス・アンティグオス

チレチコから国境まで数km。
当時は舗装工事をしていたので、掘建て小屋での手続きだった。
滞在日数のチェックをして、出国スタンプをもらう。

アルゼンチンの入国管理事務所は、ロス・アンティグオスの入り口にある。
入国カードを記入して、入国スタンプをもらう。
交通量も少ないので、建物の外に自転車を置いても安全。

ここから「パタゴニア・ルタ40」の拠点となるペリト・モレノまでは約60kmの距離。

■アルゼンチン→チリ
入国時期
2006年3月22日
場所
モンテ・アイモンド(国道3号線)
アルゼンチン側
街なし(最寄はリオ・ガジェゴス)
チリ側
街なし(最寄はプンタ・デルガダの村)

リオ・ガジェゴスから緩いアップダウンをクリアして国境へ。
自分が行った時は、入国管理事務所が工事中だったため、掘建て小屋だった。
滞在日数のチェック、出国スタンプを押して、手続き終了。

そこから数km走って、チリの入国管理事務所へ。
入国カードを記入して、滞在日数90日、入国スタンプを貰い、その後、検疫チェックカードを記入するが、荷物検査は無かった。
手続きは建物の中で行うが、入口が大きいので中から自転車を見る事ができる。

事務所の人に許可を貰えば、脇でキャンプする事が可能。

■チリ→アルゼンチン
入国時期
2006年3月24日
場所
サン・セバスチャン(国道3号線)
チリ側
街なし(最寄はサン・セバスチャンの集落)
アルゼンチン側
街なし(最寄はリオ・グランデ)

ウシュアイアを目指す南下組の最後の国境越え。

フェリーでマゼラン海峡を渡り、サン・セバスチャンまでは緩いアップダウンの未舗装路。
サン・セバスチャンまでは水の補給は不可能なので、フェリー乗り場で水、食糧はリオ・ガジェゴスで補給しておく事。
サン・セバスチャンの集落にはレストラン、宿はある。

ここから数百mでチリの入国管理事務所に到着。
滞在日数のチェックをして、出国スタンプをもらう。
手続きは建物の中で行うので、自転車から離れる事になり、中からも外は見えないので、荷物は注意。

数km走って、アルゼンチンの国境へ。
入国カードを記入して、滞在日数90日を貰って、入国スタンプを押してもらう。
手続きは建物の中だけど、中から外が見えるので、見える範囲に自転車を置いた方がベター。

入国管理事務所の反対側に「Sala de estar(待合室)」があって、無料で寝泊りする事が出来る。
トイレ、ホットシャワー、ミネラル・ウォーター、暖房有り。
入国管理事務所の人もライダーやサイクリストが、ここで寝泊まりする事に慣れているようで親切に教えてくれる。

その裏にガソリン・スタンドがあるので、そこで軽食を購入する事が出来る。

■アルゼンチン→ウルグアイ
入国時期
2006年9月21日
場所
フェリー内
アルゼンチン側
ブエノス・アイレス
ウルグアイ側
コロニア・デル・サクラメント

アルゼンチンの首都ブエノス・アイレスからラ・プラタ河をフェリーで渡り、対岸のコロニア・デル・サクラメントへ渡る国境越え。

ブエノス・アイレスからコロニアへ行くフェリーの詳細は、別項「アルゼンチンからウルグアイ行きのフェリー」を参照。

出入国手続きは、全てブエノス・アイレス側で行う。流れは以下の通り。
1. まず、ブエノス・アイレスのフェリー・ターミナルへ向かう。
2. ターミナルの建物へ直接、自転車で入る。入口は2つあるけれど、どちらもでもOK。
3. ターミナル内の左奥が、船内への荷物を預ける場所なので、まずは自転車をそこに置く。係官が居るので安心。
4. 荷物を預けるカウンターの左側に、チェックイン・カウンターがあるので、チェックイン手続きを行う。
5. ターミナル内の右手奥が、イミグレーションとなるので、列に並び、アルゼンチンの出国手続き、ウルグアイの入国手続きを行う。
6. そのまま建物の外に出て、乗客は船内に行くけれど、自転車があるので、自転車を取りに行く(恐らく、係官が教えてくれる)。
7. 自転車をそのまま、船内に運び込む事が出来る。

自転車は無料で船内へ持ち込める。
一応、安全のため、すぐに取り出せる物などは、バッグの中に居れておいた方がベター。
アルゼンチン、ウルグアイ共に手続きは至って簡単。

■ウルグアイ→アルゼンチン
入国時期
2006年9月28日
場所
コンプレッホ・サルト・グランデ(北部の橋)
ウルグアイ側
街なし(最寄はコンコルディア)
アルゼンチン側
街なし(最寄はサルト)

ウルグアイからアルゼンチンのエントレ・リオ州への国境越え。
アルゼンチンとウルグアイの国境には、ウルグアイ川が流れていて、その川が実質の国境となっている。
そのため陸路で越境する場合は、限られた場所からの出入国となり、越境ポイントは3箇所存在して、詳細は以下の通り。

■南部の国境
・ウルグアイ側の最寄の街:フライ・ベントス
・アルゼンチン側の最寄の街:グアレグアイチュ
・橋の名前:Puente Internacional de Libertadores Gran. San Martin

■中部の国境
・ウルグアイ側の最寄の街:パイサンドゥ
・アルゼンチン側の最寄の街:コロン
・橋の名前:Puente Internacional Gran. Jose Gabriel Artigas

■北部の国境
・ウルグアイ側の最寄の街:サルト
・アルゼンチン側の最寄の街:コンコルディア
・橋の名前:Complejo Salto Grande

上記3つの国境は、全て橋が架かっていて、自転車が通行可能のは、「中部の国境」のみ。
ここ以外は自転車、歩行者の通行は禁止されているので、ヒッチして運ばれる事になる。
自分は北部の国境に行き、ヒッチして橋を越えて、アルゼンチンに入国した。

他のサイクリストもヒッチして、この国境を越えているが、ただ1人だけ追い返されて、中部の国境からアルゼンチンへ入国したと言われている。

*

■北部の国境について
サルトの街から北に14km走った所に「Complejo Salto Grande」がある。
ヒッチして、橋を越えて、アルゼンチンへ入国しても、最寄の街コンコルディアまで約20km南に戻らないといけない。
地図上では、お互いの街は川を隔てて隣り合わせで橋が繋がっているけれど、実際は、橋は北部にあるので注意。

一応、サルトからコンコルディアまでは、渡し舟があるとの事。
1日5便、料金約1ドル。自転車無料で渡る事が出来るとの事。
これは人から聞いただけなので、現地で要確認。

*

【自分の場合】
自分は、北部の国境からアルゼンチンへ入国。
ウルグアイ側の出国手続きは、至って簡単。
滞在期間のチェックをして、すぐに出国スタンプを押してくれた。

ヒッチで橋を渡ると、イミグレーションの建物が、向かって左側にある。
全面ガラス張りなので、自転車は眼の届く範囲に止める事が出来る。
手続きは、他の国境と同じで、至って簡単。

■アルゼンチン→パラグアイ
入国時期
2006年10月13日
場所
パラナ川の橋
アルゼンチン側
ポサーダス
パラグアイ側
エンカルナシオン

アルゼンチン・ミシオネス州のポサーダスからパラグアイのエンカルナシオンへの国境越え。
ここの国境もパラナ川が流れてるので、橋を渡って対岸へ向かう事になるけれど、この橋も自転車走行は禁止。
そのため、アルゼンチン側でエンカルナシオン行きのバスが出ているので、それに自転車一式を乗せて行く方法となる。

自分はアルゼンチンのイミグレーションの係官に、エンカルナシオン行きの車をヒッチしてもらい、それで越境をした。
バスに乗せるよりも係官に頼んで、車を止めてもらった方がベター。
また、タクシーで行く方法もあるけれど、値段は30ドルと言っていた(当然、ぼっている)。

州都ポサーダスの街中を通り抜け、橋の手前にアルゼンチン側のイミグレーションがある。
かなり交通量が多いので、車の間を通り抜ける時は、注意が必要。
自転車で行くと、係官に止められるので、その係官が出国手続きを行ってくれた。

その後、車に自転車を乗せて、橋を渡って少し行くと、左手にパラグアイのイミグレーションがあるので、そこで入国手続きを行う。
窓口は広く、自転車も眼の届く範囲に止める事が出来るので安全。
ただし、人の往来が多いので、すぐに取り出せる物などは、バッグの中に入れておいた方がベター。


■パラグアイ→ブラジル
入国時期
2007年5月23日
場所
プエンテ・デル・アミスタ (友情の橋)
パラグアイ側
シウダ・デル・エステ
ブラジル側
フォス・ド・イグアス

パラグアイのシウダ・デル・エステからブラジルのフォス・ド・イグアスへの国境越え。
国境にはパラナ川が流れているため、橋を渡って、フォス・ド・イグアスへ向かわなければならない。
ここの橋は、自転車の走行は可能。

シウダ・デル・エステの街から橋までの道は緩い下りだけど、路面状況は悪いのでスピード出し過ぎには注意。
橋の手前左にパラグアイのイミグレーションがあり、出国手続きは至って簡単。
建物の中に、自転車を乗り入れる事が出来るので安心。

橋は車道と歩道に別れていて、車道は片側一車線だけど、幅はやや広いので、自転車での走行は可能。
歩道は、両都市を行き交う人が多いので走行は無理。
車道と歩道の間には高さ2mぐらいの鉄柵が設けられているので、歩行者が自転車に対して、危害を加える事は不可能。

橋を渡り終え、右前方にブラジル側のイミグレーションがある。(2007年5月現在、工事中のため、今後は変わる可能性があり)
自転車での越境の場合は、一番左側で入国手続きを行う。
手続きは、入国カードを記入して、入国スタンプを貰うだけ。

ブラジルへの入国には、ビザが必要なので、事前に取得しておく。
別項「ブラジル・ビザの取得について」を参照。
建物の中での手続きではなく、外の窓口にて手続きを行うので、自転車は安心して駐輪できる。

イミグレーションを抜けた道路が国道277号線となり、カスカベル、マリンガへと向かう事が出来る。
フォス・ド・イグアスへ向かう場合は、国道277号線を少し走ると、セントロへの標識がある。

この越境はパスポートの提示が無く、自由に行き来できるので、車と人の往来が激しい。
特に水曜日と土曜日は、朝方ブラジルからパラグアイへ行く車と人が多く、夕方はその逆となる。
そのため、スリ、盗難の可能性があるので、この曜日は避けた方がベター。

■ブラジル→フランス領ギアナ
入国時期
2007年9月3日
場所
オイアポケ河の渡し舟
ブラジル側
オイアポケ
フランス領ギアナ側
サン・ジョルジュ・デ・オイアポク

ブラジルのオイアポケからフランス領ギアナのサン・ジョルジュへ向かう国境越え。
ここの国境は、オイアポケ川が流れていて、橋は無いので、渡し舟で渡る事になる。
オイアポケのメインストリートの突き当たりが渡し舟の乗り場になっている。

まずは、オイアポケ内にあるポリシア・フェデラルで出国手続きを行う。
滞在期間をチェックし、出国スタンプを押されるだけの簡単手続き。
手続きは、建物の中で行うので、自転車から離れる事になるけれど、守衛が居るので、見張っていてくれる。

渡し舟の料金は人間のみ10ヘアイス(約5ドル)で、自転車は荷物もあるので、更に10ヘアイス支払った。
渡し舟の岸壁へ行く場合は、階段が数段あるので、フルパッキングで降りるのは無理なので荷物を外す必要がある。
タクシー乗り場も隣り合わせているので、人が多いから盗難には要注意。

約5分ぐらいで、フランス領ギアナのサン・ジョルジュ・デ・オイアポクに到着。
渡し舟は、浮き桟橋に到着し、浮いているので、川に落ちないように注意。
浮き桟橋から陸までは、やや細くて急な坂の橋を通る必要があるが、一応、フルパッキングで押しても通れる。

フランス領ギアナの入国手続きは、ポリスで行うが、 係官によっては英語が話せず、フランス語のみの場合もある。

場所は、サッカー場の近くにあり、30日の滞在期間と入国スタンプをもらうだけの、簡単手続き。
手続きは、建物の中で行うので、建物の敷地内に自転車を持ち込んでしまえば安全。

オイアポケ、サン・ジョルジュの両方に宿、店は有り。
銀行はオイアポケに有り、シティ・バンク・カードは使えるが、何故か「クレジット・カード扱い」になってしまう。
サン・ジョルジュ側には、郵便局にATMが有るらしい。

【両替情報】
オイアポケでのレートは、EURO1.00=R$2.55だった。


※注意!!
ギアナ三国内の越境は、全て渡し舟やフェリーを使った越境。
渡し舟の場合、人間を置き去りにして、荷物だけを載せて逃げると言う手口の強盗があると言われている。
そのため、単独では、渡し舟には乗らない方がベター。

■フランス領ギアナ→スリナム
入国時期
2007年9月20日
場所
マホニ河の渡し舟
フランス領ギアナ側
サン・ロハン・ドゥ・マホニ
スリナム側
アルビナ

フランス領ギアナのサン・ロハン・ドゥ・マホニからスリナムのアルビナへ向かう国境越え。

サン・ロハンの南の郊外にイミグレーションと渡し舟の
乗り場がある。
場所は分かりにくいので、インフォメーション・センターで聞いた方がベター。
サン・ロハンのタウン・マップは、首都カイエンヌ、又はクーフーのインフォメーション・センターで事前に入手しておいた方がベター。

サン・ロハンのメイン・ストリートを南へ道沿いに向かう。
途中、右手に車も乗せられるフェリー乗り場を通過(2007年9月現在、フェリーはメンテナンスのため、運休していた)。
フェリー乗り場を過ぎると、砂浜に出て、アルビナへ向かう渡し舟がここから発着する。

そこを通過し、更に進むとフランス領ギアナのイミグレーションがある。
滞在日数をチェックし、出国スタンプをもらうだけ。
係官は英語を話す事が出来た。

手続きは建物の中で行うが、自転車は敷地内へ持ち込む事が可能で、守衛も居るので安心。
自分の時は、ポリスがアルビナへの渡し舟を電話で確認してくれた。
必ず、渡し舟を扱っている人間の名前を聞く事。

イミグレーションから、再度、車を載せるフェリー乗り場へ向かう。
フェリー乗り場に黒人男性が3人居て、彼らの渡し舟でアルビナへ向かう。
一応、警察から電話が入った事を確認する。

3人とも英語が通じ、そのうち2人と渡し舟に乗り込む。
1人が荷物を運び、もう1人は渡し舟を運転する。
料金は人間のみだと4ユーロだが、自転車込みだと合計10ユーロ。

マホニ河を渡る事、約5分で、対岸のアルビナに到着。
2人のうち1人が自転車を運ぶのを手伝ってくれる。
支払いは、舟から降りた後で。

降りた場所から、細い路地を数m行くと、スリナムのイミグレーションがある。
入国手続きは建物中だけど、建物の中に自転車を入れてしまえば問題無し。
入国カードに必要事項を記入して、入国スタンプをもらう。

スリナムでの滞在先を書かなければいけないので、事前に宿の住所をメモっておいた方がベターで、自分は首都パラマリボの宿を記入した。
■Lisa's Guesthouse
・住所:Burenstraat 6, Paramaribo
・電話:476-927

【両替情報】
両替は、イミグレーション内の両替所でも可能だし、近くの中国人経営のスーパーでも可能で、銀行やATMは無し。
・US$1.00=2.77SRD(スリナム・ギルダー)
・EURO1.00=3.75SRD(スリナム・ギルダー)

ただし、首都パラマリボでのレートは以下の通り。
・US$1.00ドル=2.77SRD(スリナム・ギルダー)
・EURO1.00=3.90SRD(スリナム・ギルダー)

ユーロを持っている場合は、パラマリボで両替した方がベター。

※注意!!
自分が滞在していた時に、渡し舟を使った強盗事件が2件発生。

1件目は、渡し舟に乗る時、船頭が荷物を受け取り、人間を置き去りにして逃げた。
2件目は、単独で渡し舟に乗り、アルビナへ行かずに違う場所に連れて行かれた。
そして、途中、もう1艘の渡し舟がやって来て、ピストルで撃たれて殺された。

恐らく、上記説明の砂浜にある渡し舟には乗らないほうがベター。
それでも乗る場合は、単独では乗らずに、数人で乗る事。
他の人が強盗の仲間のケースも考えられるので、一応、おばさん、子供や、荷物をたくさん持っている人などがベターかも。


■スリナム→ガイアナ
入国時期
2007年9月27日
場所
カレンティン河のフェリー
スリナム側
街無し(最寄はニュー・ニッケリー)
ガイアナ側
街無し(最寄はスプリング・ランド)

スリナムからガイアナへの国境越え。
ニュー・ニッケリーから約39km(舗装路8km、未舗装路31km)離れた場所にフェリー乗り場とイミグレーションがある。
朝9時半にチケット販売、入国手続きが始まり、フェリーが出航するのは11時。

ニュー・ニッケリーに滞在した場合は、朝早く出発する必要がある。
また、未舗装路31kmのうち27kmは、砂・コルゲーションが多く、場所によっては、かなりの深砂なので押しが入る。
食糧、水を持って、フェリー乗り場の横で野宿するのも良いかも。

フェリー代金は28スリナム・ギルダー(ドル払い可能で10ドル。ユーロは不明)で、自転車の超過料金は支払わなかった。
その後、荷物チェックで、他の人はバッグを開けていたけれど、自分の時は、旅をどのくらいしているか聞かれただけでスルー。
出国手続きは、出国スタンプを押すだけの簡単手続きで、全て建物の外で行われるので、盗難などの心配は無し。

車もフェリーに乗るので、自転車で走ってそのまま、乗り込む事が出来る。
フェリーに乗る時に、入国カードと検疫チェック・シートを貰うので、記入しておく。
所要約30分。

対岸に到着し、下船。
そのまま直接、自転車とイミグレーションの建物へ行き、滞在日数30日と入国スタンプをもらうだけ。
その後、荷物チェックはスルーだったけど、他の人はバッグを開けて色々と調べられていた。

ここのフェリー乗り場から、スプリングランドまでは舗装路を約15kmで、宿や店がある。

【両替情報】
両替のレートは以下の通り。フェリー乗り場に両替商がいる。
・US$1.00=G$200(ガイアナ・ドル)
・EURO1.00=G$260(ガイアナ・ドル)

※注意!!
この国境越えは、2つのルートがあり、1つは上記説明の正規のルート。
もう1つはイリーガル・ルートで、スリナムのニュー・ニッケリーから直接、スプリングランドに渡し舟で到着する事が出来る。
ニュー・ニッケリーの街中にイミグレーションはあるけれど、スプリングランドの街中にイミグレーションがあるかは不明。

きちんと正規ルートで入国した方が無難。


■ガイアナ→ブラジル
入国時期
2007年10月8日
場所
タクツ河の渡し舟
ガイアナ側
レテム
ブラジル側
街無し(最寄はボンフィン)

ここの越境も渡し舟を使っての越境となるが、現在、橋が建設中なので、今後は渡し舟は使わなくて済みそう。

レテムの街中にあるポリス・ステーションで、出国手続きを行う。
出国カードに記入して、滞在日数のチェック、出国スタンプを押してもらう。
敷地内での手続きなので、自転車は安全。一応、ポリスによる盗難も用心した方がベター。

ポリス・ステーションから500mほど行くと、渡し舟がある。
渡し舟は自転車込みで300ガイアナ・ドルで、両替商も居て、レートは1.00ヘアイス=105ガイアナ・ドル。
対岸への渡し舟は所要5分程度で、渡し舟には自転車を直接乗せる。

対岸に到着して、500mほど進むと、ブラジル側のポリシア・フェデラルがあるので、入国手続きを行う。
自分は、べレンでビザを延長していたので、問題無く入国。
係官が入国カードを記入してくれて、入国スタンプを押してもらう。

手続きは、入口の大きな建物の中なので、自転車は安全。

■ブラジル→ベネズエラ
入国時期
2007年10月17日
場所
BR-401(国道401号線)
ブラジル側
パカライマ
ベネズエラ側
街無し(最寄はサンタ・エレナ)

ブラジルからベネズエラの国境越え。

標高850mのパカライマを過ぎると、ブラジル側のイミグレーションに到着し、出国スタンプを押すだけの簡単手続き。
建物の中での手続きとなるが、入口が大きいので、自転車に目が届

そこから、2kmほど走ったら、ベネズエラ側のイミグレーション(DIEXと言う)に到着する。
手続きは向かって右手の建物の中で行うので、建物の中に居る守衛に自転車を見てくれるように頼んだが断られた。
しかも、建物の入口に自転車を止めておいたら、「そこに置くな」と言われた。

手続きは、希望する滞在日数を聞かれるので、90日と言えば90日を貰える。
ツーリスト・カードの事前取得は必要無い。
イミグレーションのおばちゃんは、感じよかった。

ここから、サンタ・エレナ・デ・ウアイレンは約18kmで、やや緩いアップダウンが続く。


【両替情報】
各街でのレートは以下の通り。ベネズエラの通貨ボリーバルには、偽札は無いとの事。
・パカライマでのレート
R$1.00=B2250

・サンタ・エレナ・デ・ウアイレンでのレート
R$1.00=B2330

■ベネズエラ→コロンビア
入国時期
2008年1月19日
場所
国道?号線
ベネズエラ側
街無し
コロンビア側
街無し(最寄はマイカオ)

ベネズエラからコロンビアの国境越え。

マラカイボから約120kmで国境に到着。
この区間は、コロンビアからの麻薬を取り締まる警官、兵士が多い。
荷物チェックと称して、金品をまきあげたり、荷物を盗むので要注意。

国境の手前、向かって右側の建物で、出国税46,000ボリーバレス(約9ドル)を支払い、領収書をもらう。
そこから数百mほど走ると、イミグレーションに到着し、建物は向かって左側。

窓口でのやり取りとなるので、自転車は眼の届く範囲に止める事が出来る。

イミグレーションの入口で、女性が出国カードを記入してくれる。
それを貰って、窓口へ行き、滞在期間をチェックされ、出国スタンプを押してもらう。
そこから、100mほどでコロンビア側のイミグレーションに。

建物は向かって左側。
建物の窓が大きいので、建物内から外を見る事が出来る。
自転車は建物の前に、止める事が可能。

入国スタンプと滞在期間60日をもらう。
この国境では、60日はもらえるが、他の国境では30日しかもらえないと言われている。
ここの国境にはレストラン、店があるので、補給は可能。